ネジで固定をする場合、バーリング加工(こちらのコラム参照)よりも更に、きちんと固定できるのがクリンチングナットです。
下穴をあけたアルミなどの板に、クリンチングナットを打込み固定します。(打込むことにより溶接よりも低コストで仕上げることができます。)
バーリング加工よりも、ネジ山の数が多く稼げるために、バーリング加工よりもきちんと固定することができます。
例えば、基板などを板にネジで取り付ける場合、板と基盤の間に隙間を作る必要があります。
その際に、使用するのが、クリンチングスペーサーです。
クリンチングスペーサーは、様々な高さのものがあり(規格で決まった高さ以外にも特注品で高さの高いクリンチングスペーサーもおつくり致します。)ご要望に応じて対応が可能です。
背の低いほう(上)がクリンチングナットで背の高いほう(下)がクリンチングスペーサー
クリンチングスペーサーの取り付け部分を裏から見るとこうなっています。スペーサーの取り付け部分はパテ埋めと塗装をすることによって、完全に隠すこともできます。