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精密板金について

一般的に板金加工というと屋根や雨どいなど建築物に使う金属分品の加工である、建築板金。ほかには、車のへこみなどを直す自動車板金などが身近なところかと思います。
精密板金も板金加工の仲間なのですが、精密板金で加工を必要とするものとしては自動車板金などの板金加工よりも細かな加工精度を要求される、電子機器や通信機器のシャーシ(筐体)及び部品の製作などがあります。

精密板金の板金加工の作業手順は以下のような流れになっています。
1.図面展開
2.抜き加工
3.前加工(バリ取り、タップ加工等)
4.曲げ加工
5.溶接
6.仕上げ
7.表面処理

初めに行われるのが図面展開、制作する機械の筐体等の展開図を書き、どんな部品が必要かの図面を書きます。
これはよく小学校の算数などでやった展開図を思い出していただくとイメージしやすいかと思います。

そもそも板金加工とは、金属の板を、切ったり(シャーリング加工)、曲げたり(曲加工)、穴を開けたり(打ち抜き加工、穴あけ加工)、くっつけたり(溶接加工)して加工することを言います。最初は平べったい金属の板をいろいろな加工を施していろいろな形にしていくわけです。

厳密にはこれに板の厚さなども加わりますのでもっと複雑になるのですが。

次に行うのが抜き加工。抜き加工は、上記の展開図に従って板を加工していくことです。これらの加工は、すべてコンピュータ機械で行われます。CADなどの設計した展開図どおり寸分の狂いなく加工機械が部品を加工します。

次の前加工は、抜き加工の際に出来てしまったバリなどを取り除く作業です。バリとは抜き加工の際に加工の切断面に出来てしまう、切り残しのことをいい、バリが残ったままだとその後の加工精度に狂いが出てしまったり、バリで手を切ったりするこもあるため取り除く加工をします。

曲げ加工はその名のとおり展開図どおりに加工した平らな金属板を曲げていく加工です。
曲げ加工で加工した部品を溶接加工で組み立てていきます。溶接加工で出来てしまった盛り上がりなどを綺麗にする工程が仕上げです。

その後、塗装や表面コーティングなどの表面処理をして完成です。
表面塗装する際は、マンセル値もしくはDICのカラーガイドによって様々な色をご指定いただけます。

これが、精密板金加工の工程です。
吾妻工業株式会社では、製品試作などの小ロットのものから、大量生産するもの、などさまざまなニーズに合わせて製品加工をさせていただきます。是非一度お問い合わせください。

精密板金の加工機械

シャーリングマシン

アルミや鉄、ステンレスの大きな板を正確にしての寸法にカットする機械がシャーリングマシンです。タレットパンチプレスで複雑な形にカットする前に大まかに大きな板をカットしたい場合の他、シャーシなどの外形を正確な大きさにカットする事も可能です。

タレットパンチプレス

アルミや鉄、ステンレス等の板を様々な形にカットする機械です。CADでデータを作成し、その形にタレットパンチプレスが加工作業を行います。タレットパンチプレスでは複雑な形の加工も可能で、例えば、シャーシなどの板金製品の外形加工から穴あけ加工等まで一度に行なう事ができます。ひとつの大きな板に、いくつもの製品を一度に加工することも可能で、大量生産にも向いています。

ベンダー加工機

アルミや鉄、ステンレスなどを曲げる為の機械です。板の下にV溝(下型)とを当て、その上からパンチ(上型)で抑える事によって板を曲げる事ができます。(下図参照) V溝とパンチの角度を変える事によって曲げる角度を変えることも出来ますし、アールが付いたV溝とパンチを使用する事によって、角にアールをつけることも出来ます。

タップドリル盤

メスネジのネジ山を切る(ネジ山を作ることを「ネジ山を切る」といいます。)する機械です。 ネジ穴のサイズは0.1mmサイズでの調整が可能で、2mm位の大きさからネジ穴を切ることができます。

ボール盤

ボール盤は、基本は穴をあける機械です。タレットパンチプレスでも穴あけができますが、数が少ない場合は、ボール盤を使用することがあります。厚みのある素材の場合は、タレットパンチプレスだと穴があけられない場合があるので、その場合はボール盤を使用します。その他、皿もみ加工もボール盤を使用して行う事ができます。

金型研磨機

タレパンの金型を研磨する為の機械です。タレパンは、オス型とメス型をセットし、オス型を上から打ち抜くことによって穴を空けていく機械ですが、使用しているうちにメス型の角が削れてアールが付いてきます。アールがついてしまうと切れ味が悪くなってしまう為、メス型の表面を削って直角が出るように削ります。

ベルトサンダー

タレパンで加工した際に、どうしても出てしまう切り口のバリを取る為に使用します。

アルゴンガス溶接機

タレパンで加工した際に、どうしても出てしまう切アルゴンガスで溶接したい素材を溶かすことによって、溶けた部分同士が接着されます。 辺と辺を溶接する時の様に、比較的溶接する範囲が大きな時に使用します。 吾妻工業では、アルミと鉄の溶接に使用しています。

スポット溶接

プラスとマイナスの電極を溶接したい部分の上下から押し付ける事によって溶接を行います。
吾妻工業では、鉄の溶接を行う際に使用しています。