一貫作業による一括請負

ひとつの製品を作るために、精密板金やシルクスクリーン印刷など様々な加工を組み合わせる場合があります。その際に一つ一つの加工ごとに別の業者に発注しているとその分時間やコストがかかってしまう、ということが起きてしまいます。それらの加工を一貫作業で請け負うことによりコスト面や納期面など様々なメリットが生まれます。
　以下　「計測器」と「ブルドーザーのリモコン」を例にとって、それぞれの製品について、どんな加工がされているかを見てみました。

シルクスクリーン印刷

前面パネルの透明のシートに裏からシルク印刷をしています。（数字が表示される部分は印刷せず透明なままになっています。）

精密板金加工

シャシーの素材はスチール製で、シャシー部分の型抜きや曲げ加工を行った後、前面パネルのシートの裏の板は、ボタンや透明部分を抜き加工しています。
その他、前面パネルの枠部分は、元々Ｌ型に曲がった長いアングルをカットし加工しています。

焼付塗装

シャシー部分は焼付塗装を行っています。

アルマイト印刷

錆止め、硬化の効果があるアルマイト印刷で色付けを行いました。（アルマイト着色）、

精密板金加工

スチールの板をカットし穴あけを行いました。

溶接

スポット溶接とアルゴン溶接を適材適所で使い分け、加工したスチール部品同士を溶接しました。

焼付塗装

シンナーなどで拭いた時に色落ちしなくなるように焼付塗装を行いました。

シルクスクリーン印刷

前面の文字はシルクスクリーン印刷で印刷しました。