吾妻工業では、少量多種な製品づくりを得意とする為、精密板金の試作品を数多く承っています。
試作品の加工においては、設計から材料の選定、作り方まで様々なご相談やアドバイスを行っています。
設計においては、今後量産する際に量産しやすいよう、コストを抑えられるような工夫をしたり、材料の選定においては、コストと強度を考えた最適な材料をご提案したりなど、お客様目線でのアドバイスを行い、お客様と共により良い製品づくりに取り組んでおります。
試作品の製作過程では、丁寧で正確、スピード感のあるモノづくりをモットーに、安定した短納期と品質を担保した製品づくりを行っています。
2.2ミリの鉄の板のカットと穴あけ、曲げ加工を行い、接続部分は溶接で接着。パテ埋めやサンダー仕上げで接続部分がわからなく滑らかになるよう加工をしました。真ん中にある補強の板はあとから溶接で接着。そのあと全体をメッキ処理し、穴あけした部分の周りのみマスキングを行い前面に白の塗料で焼き付け塗装を行いました。マスキングした部分はメッキが表面に出ていて、そのおかげで通電が良くなっています。
3mmのアルミ板をタレットパンチプレスで穴あけ・外形加工を行い。ベンダーで曲げ加工をして接合部分はフル溶接を行いました。その後、10mmの板を四角くくりぬき、上からフル溶接で接合しました。
接合部分は、パテ埋めの後、塗装を行い接合部分をわからない様にしてあります。10mmの板を使用したのは、全体の補強をする為と、10mmの板の所にある程度深いネジ穴を切る為、他オーリングの防水加工をする際に3mmほど掘る必要がある為、10mmの板を使用しています。
オーディオ機器のボックスの製作例です。
ボックス部分(前面のパネル以外)は鉄板で加工後、黒の半艶塗装焼付塗装を行いました。
前面パネルは、アルミを使用し、高級感を出すためにヘアライン処理を行い、その後、黒のアルマイト処理を行いました。
最後にシルク印刷で文字を印刷し焼付乾燥を行いました。