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コラム 制御盤・操作盤銘版について

制御盤・操作盤銘版の概要

制御盤や操作盤は、ポンプ、モーターなどの電動機やヒータ類の運転、機械の異常時の保護や生産ラインを制御・操作するための各種電気機器を納めた装置の事で、そこに銘版を貼って様々な操作説明などの情報を記載しています。
銘版には、主にアクリル板やアルミ板等を使用し、機械彫刻などで文字を掘ることによって、容易に文字が消えないよう耐久性を考えて銘版を製作します。
制御盤や操作盤は、分電盤・配電盤・受変電設備機器・電気機械制御盤計装盤・通信制御機器・操作盤・監視盤・電子応用装置・FA装置用制御盤・FAコントロールシステム・自動制御装置システム・遠隔監視システム・製品搬送設備・産業用機械・省力化インバータ盤・電気機械制御盤などのオリジナルが多いため、そこに貼り付ける銘版は必然的に少量多品種となります。

制御盤・操作盤銘版の種類

名称銘版(タイトル銘版)

装置の名称等を記載している、メインとなる長方形の銘版です。

短冊銘版

形は名称銘版と同じ長方形ですが、角をアールにしたり、面取りやC面取り(直角状態の角部を45°の角度で削り落とす加工)にすることもあります。主に制御盤や機械装置の各種スイッチ名称等を表示する用途で使用します。

メガネ銘版(指輪銘版、押釦銘版)

ちょっとユニークな形をしたメガネ銘版、スイッチ類の周りに取付、その用途を記載する事が多いようです。真ん中の空いている円の部分のサイズは、標準的な25φや30φというものを取り扱っております。

スイッチ銘版

「ON、OFF」「上昇、下降」などシンプルな制御盤や機械装置の切換スイッチに取り付けることが多い銘版です。

目盛り銘版

目盛銘板は制御盤や機械装置のボリューム表示や容量数値を表示をする銘板になります。当然、目盛は正確な寸法・角度が要求されますが、そのような精度に対応できるコンピュータ彫刻機にて製作しております。計器メーカー様より要求される細かな寸法にも対応いたします。

アルミ銘版

アルミ銘版は傷がつきにくいアルミの板に直接機械彫刻などで文字を掘った銘版です。

執筆者:工場長 斎藤 賢一
ものづくり一筋30年。趣味はママチャリサイクリングで境川のサイクリングロードを藤沢から大和まで走るのが日々の日課。機械彫刻が専門で機械彫刻の母型は全て工場長の手作り、職人技が光ります。