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コラム 金属のメッキ処理について

アルミやステンレスなどの金属はその使用用途などによって様々なメッキ処理を行っています。今回のコラムではそのメッキ処理の特徴をご紹介します。

鉄のメッキ処理

三価クロメート・三価ユニクロ・三価ブラック

上記3つのメッキ処理の一番の目的は防錆です。後は主に色の違いで、クロメートは白、ユニクロは艶のある銀、ブラックは黒色になります。

鉄、アルミ、ステンレス、銅、真鍮のメッキ処理

ニッケルメッキ

光沢を出したいときにはニッケルメッキを施します。

黒ニッケルメッキ

基本はニッケルメッキと同じですが、色を黒くしたい時に黒ニッケルでメッキ処理を行います。

銀メッキ

通電性をよくしたいときは銀メッキを施します。

アルミのメッキ処理

アルマイトメッキ

アルマイトメッキを施すと固くなって傷が付きにくくなります。他にも色がつけやすい。シンナーなどの溶剤にも強くなるなどのメリットがある半面、固くなるので曲げにくくなるといったデメリットもあります。

アロジン#1000メッキ

腐食防止と導通性が高くなるので電気部品によく使われるメッキ処理です。アルマイトと違って傷がつきやすく、傷がつくと目立ちます。溶剤に強いといった特徴もあります。

パルコートメッキ

上記のアロジンメッキと同じような特徴を持ち、腐食防止と導通性が高くなるので電気部品によく使われるメッキ処理です。

執筆者:営業課長 高橋修三
職種は営業だけど、職人の心も持っている男。だから自分で取った仕事は自分で作ります。 精密板金が専門。 昔から機械いじりが好きで、吾妻工業に入社当初、精密板金の仕事を取る為に吾妻工業で使用していなかったタレットパンチプレスを独学で習得したという逸話も。その向上心はタレパンメーカーの人にも驚かれました。 ・趣味はテニスで毎週日曜は必ず身体を動かしています。