アクリル板やアルミ板、ステンレス板などに文字を彫刻する文字彫刻には、母形を使って手作業で文字を彫る、機械彫刻とコンピュータでCAD図面を作成し、その図面通りにコンピュータが文字を掘るコンピュータ彫刻があります。今回は、その機械彫刻とコンピュータ彫刻のそれぞれの違いや特徴について書いてみようと思います。
・機械彫刻は彫りたい文字の母型を用意し、その母型を並べ、順番にその母型をなぞることによって、彫刻したい素材の上に文字を彫刻する技術です。その為、彫刻する際に技術者の技術に依存する場合もあります。
・アルミやステンレスなどの焼付塗装面に文字を掘る場合は、機械彫刻が向いています。
(コンピュータ彫刻だと表面の塗装面に傷が付きやすい為)
・機械彫刻機をうまく応用すると、暑さが1mm~2mm程度の板であれば切り文字や穴あけ加工なども可能です。
・データを作ってしまえば、出来上がるまでのスピードが速い。
・彫刻文字のデータは、パソコンで作成し保存しておく為、以前のデータを保存しておけば、簡単に同じものを作成できます。
・機械彫刻に比べて技術や作業時間をあまり要しないためコストが安く仕上がります。